Fait Accompli

タイトル変えました

リーダーとは

こんばんは。

昨日の今ごろでしょうか。アンジュルムのリーダー・竹内朱莉さん(以下「たけちゃん」と書きます)が卒業を発表しましたね。2022年を加入も卒業もなく駆け抜けてきたアンジュルムが、来年はどれだけ活躍するかなという期待しかなかった矢先のことでした。

思えば2019年6月、初代リーダーの和田彩花さん(あやちょ)の卒業に伴い、2代目リーダーとなったたけちゃん。スマイレージ時代を含め、初めてリーダーが替わるという一大事。周囲の期待というより、プレッシャーが大きかったと思います。あやちょのいないアンジュルムをどう引っ張って行くのか。それはそれは、想像を絶するほど考えに考えたことでしょう。そんな状況にもかかわらず、ほぼ3ヶ月ごとに同期や後輩が卒業していくという事態まで発生。心ないファンからは、この事態をたけちゃんの責任だ!と非難する言動もあったようです。

確かにあの時期は、私も心が折れそうでした。なぜこんなに続くの?アンジュルムはどうしてこうなったの?と思わなかったことはありません。しかしその一方で、たけちゃんはもっと悲しく、辛く、寂しいだろうなとも思いました。

あやちょ卒業から3年、たけちゃんがリーダーとして頑張っている間、同期や後輩が5人もいなくなりましたが、実は新しいメンバーも5人加入しています。これが結果的には良い意味での新陳代謝となり、残っている先輩が後輩に教え継いでいく、あるいはみんなで楽しさを共有する環境が生まれ、今の「最強」と言えるアンジュルムの結実につながっているのです。

たけちゃんがリーダーとなって程なく、橋迫鈴さんが加入しています。モーニング娘。で「新人感」がまだ拭えない15期メンバーも、加入から4年経過しているのに、鈴ちゃんはまだ3年半ぐらいです。このキャリアで既に中堅どころを任されているあたりが、グループでのメンバーの信頼関係の構築度合の裏付けなのだろうと思います。

たけちゃんの卒業まであと半年、できることならば早々に次のリーダーを決めて、しっかりと引き継ぎをしてほしいと思います。そこにかける時間は、半年でも短いかもしれません。成長した後輩を見て安心して卒業できるとコメントしたたけちゃん。後輩たちにしてみれば、これほどの褒め言葉はありません。残り半年で、メンバー個々がどれだけの成長を見せてくれるのか、そしてそう遠くないうちに来るであろう新たなメンバーが加入しても、きっと盤石の強さを保っていてくれるだろうという期待を込めて、これからもアンジュルムを見ていきたいと思います。